先日、おかやま建設産業女性ネットワークの設立にあたり、会長に就任いたしました。
社会をみると、ダイバーシティの重要性がますます高まっており、建設業界でも多様なバックグラウンドを持つ方々が活躍する場が広がっています。
しかし、建設現場において女性が長期的にキャリアを築くためには、依然として特有の課題が残されています。だからこそ、今、女性のためのネットワークを設立することが重要だと感じています。
1. 情報共有とネットワーキングの強化
建設現場では、女性が孤立感を抱くことが少なくありません。そのため、情報を共有し、ネットワーキングを強化することで、女性同士が支え合い、キャリア形成のための知識や経験を共有できる場を提供します。このコミュニティを通じて、業界全体の女性の定着率を高め、成長をサポートします。
2. 働きやすい環境の整備
女性が安心して働き続けられる環境を作ることは、建設業界にとっても喫緊の課題です。労働環境の改善や柔軟な働き方の推進により、育児や介護と両立しながら働ける仕組みを整え、女性が安心して長期的にキャリアを築ける環境を目指します。
また、女性が働きやすい環境ができるということは、若い男性の入職、定着にも繋がります。結果、建設産業で働くすべての人が働きやすい環境づくりになりますね。
3. キャリアアップ支援
リーダーや専門家としての女性の活躍が建設業界でも求められています。そこで、スキルアップの機会を提供し、成功しているロールモデルを示すことで、女性がキャリアアップを目指しやすい環境を作ります。また、女性が管理職やリーダーのポジションに就くことで、多様な視点が取り入れられ、業界の革新を後押しすることも期待されます。
女性ネットワークが、建設業界で働く女性たちにとって貴重なサポートとなり、彼女たちが互いに励まし合い、成長し続けられる場を提供することで、業界全体の発展にも寄与することができると思います。これからの活動が、多くの女性に新たな可能性をもたらし、建設産業における真のダイバーシティを実現する一助となれるよう期待しています。
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